朋田菜花の「ときには森を抜ける風の音のように」

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「写真の中の君」


   
   「写真の中の君」


 そちらの世界にも風は吹いていますか
 そちらの世界にも海はあるのですか

 もっと話したかった
 もっと分かち合いたかった
 もっと生きていて欲しかった

 泣いたって何の解決にならないことは
 わかっているし
 そう言い聞かせながら
 果てしなく歳月はこれからも流れていくのだろうけど
 でも、8月15日 この日ぐらいは
 窓いっぱいに広がる青空を
 君の思い出の色として
 眺め浸ることを許してください

 紫外線が焼き尽くして最後は
 フィルムの色さえ奪うように
 私の中の悲しみも
 最後は形無くなるまで
 滅びればよいと

 無明
 精霊の眠る境地まで
 夜のとばりが降りるまで
 心の裡で祈り捧ぐ今日
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by forest_poem | 2007-08-15 22:07 | 詩 未分類
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創作モード炸裂。ファンタージュの森を生く。


by forest_poem
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