朋田菜花の「ときには森を抜ける風の音のように」

forest2006.exblog.jp ブログトップ

Archive 詩集 生命の森にたたずむ午後に より 「 「萩」」


   「萩」



 かろやかな彩りうすむらさき
 はかなくゆれる
 ささやくようにゆれる
 ほほをくすぐるように
 記憶の束を呼び起こすように
 
 秋になればそこにいる
 ひっそりと生きることのうつくしさを
 誇るはずもなく
 ただ風とともにある

 だからこそ月光に愛され
 ほんのりと
 そのひとつひとつの花びらに
 蛍がやどったかのように
 夜にこそ輝く
 うすむらさきの恋歌
 その名は萩

 萩の花いとおし
 

[PR]
by forest_poem | 2006-11-20 23:45 | 詩 未分類
line

創作モード炸裂。ファンタージュの森を生く。


by forest_poem
line
クリエイティビティを刺激するポータル homepage.excite
カレンダー
S M T W T F S
1 2 3
4 5 6 7 8 9 10
11 12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28 29 30