朋田菜花の「ときには森を抜ける風の音のように」

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Archive 詩集 夢と悪夢と より 「薔薇の花びらのねむり」





「薔薇の花びらのねむり」






ねむれ

瞳とじて

ねむれ幼き子の綿雲抱くかのような軽ろき花びら

ゆうぐれのうすくれないの空に桐木立の葉ずれさやけく

ねむれ

あまき寝息たてて

ゆうなぎの水平線に光る星ひとつ漁り火の右舷のランプのごとく

ゆうらりゆれて

ねむれ

わが腕に

花びらのごとく匂やかにまるく

われもまどろまん

明日に紡ぐひとひらのことのは

夢のごとくあたためながら

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by forest_poem | 2006-10-27 04:28 | 詩集 夢と悪夢と
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創作モード炸裂。ファンタージュの森を生く。


by forest_poem
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