朋田菜花の「ときには森を抜ける風の音のように」

forest2006.exblog.jp ブログトップ

即興長詩 「~羊飼いの歌がきこえますか?~」



    「~羊飼いの歌がきこえますか?~」



 詩 朋田菜花






 いつもありがとう

 いっぱいありがとう

 あなたのために

 みかん色のともし火を

 あの窓にともして

 あなたの帰る家路を とおく

 照らし続けていたい そう思った




 でも それは かなわぬ願い

 私の首はそんなに長くはないし

 私の背はそんなに高くもない

 ラプンツェルのようには髪も長くないけど

 あなた色のガラスを焼いてみようと

 電気炉に火を落としてみました





 時間が巻き戻せるなら

 あのころのあの喫茶店で

 あなたの隣に座ってみたい

 私はね あのころも今も同じ長い黒髪





 ふるさとが近いんだったよね

 あなたのふるさとと私の祖先のふるさと

 となりあわせの街でどこか同じ味のお料理

 きっと食べて生きてきた

 風のにおいもきっと似ていて

 海から湿気を含んだ雲が

 にわか雨を降らせるのが

 誰に聞かなくても自然にわかるようになる






 その街に暮らす前はね

 私の祖先は牛飼いをしていたんだよ

 小さいやさしい目をした牛を数頭

 おいしい草のある場所をさがして

 いっしょに村をあちらからこちらへ

 こちらからあちらへ

 ともに流れ流れるようにさすらって

 おいしい牛乳を売って暮らしていた

 いつか街に腰をおちつけ

 いつか学問所を築きあげ

 いつか長(おさ)といわれる人になったらしいけど

 私も祖先の昔に戻れるのなら

 堅苦しいことはぜんぶ脱ぎ捨てて

 牛飼いか羊飼いをしてみたいな





 うん 次に生まれ変わったら

 羊飼いとして 

 青空と雲だけ追いかけながら

 風の歌を紡いでみたい





 ららららららら らぶソング

 ららららららら フォーリンらぶ

 るるるるるるる ルート66

 りりりりりりり りんご追分

 白い雪の中で 赤いりんご

 一粒 手のひらにのせて差し出して

 私のハートより 私のくちびるより

 赤く燃えているの





 あなたの場所から 見えますか?

 羊飼いの歌 きこえますか?

 夢の中まで きこえるように

 そっと ささやきながら

 歌ってみます 今夜も

 I miss You

 
 静けさは 波の音を

 子守唄に 変えてくれたから

 涙のしずくは 雨へと変わりました





 羊飼いの歌 きこえますか?

 夢の中で 飛びはねる羊たち

 柵は飛び越えました

 駈けぬけています

 月の夜の空を羽ばたくかのように

   金色の羊 金色の星になあれ

   銀色の羊 銀色の星になあれ

 おやすみなさい おやすみなさい

 いい夢いっぱいかなえてあげたい

 かなしい現実はただの幻(まぼろし)に

 すてきな夢は真実に




 おやすみなさい おやすみなさい

 羊飼いの歌 きこえましたね






+:*☆*:+.+:*☆*:+.+:*☆*:+.+:*☆*:+.+:*☆*:+.


あけましておめでとうございます。

て、遅すぎますよね^^
今年初めての投稿になってしまいました。
即興長詩書き下ろしです。

曲も添えようかと思いましたが
今回はやめにしました。

祖先が牛飼いをしていたというのは
本当の話です。ええもちろん日本国内です^^
ニュージーランドにいったとき
ああ羊飼いって 素敵だなぁって思いました。
「善き羊飼いの教会」というマウント・クックのふもとの
小さな教会や その近くの木こり小屋で山岳ガイドさん
に淹れれいただいたコーヒーとか 緑の果てしない草原
とか 原始の時代をおもわせる羊歯の樹林やら
素敵なものがいっぱいありました。
フィヨルドから滝がいっぱいしたたり落ちる氷河地形やら
万年雪を抱いた山々が眠らない白夜の情景やら
忘れられないものがたくさんあります。

次に生まれてきたら 羊飼いになりたいな
これは ほんとうにちょっとだけあこがれている
素直な気持ちです

そのためにも 美しい地球を守っていきたいですね。
ではでは おやすみなさい
きょうもありがとう。
これからもよろしくね
[PR]
by forest_poem | 2014-01-29 06:43 | 詩 未分類
line

創作モード炸裂。ファンタージュの森を生く。


by forest_poem
line
クリエイティビティを刺激するポータル homepage.excite
カレンダー
S M T W T F S
1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30 31